前回のブログで、「自分の課題」と「相手の課題」を切り分ける方法をご紹介しました。
今回は、これをさらに深掘りし、実生活でどのように応用できるのかを具体的な事例を通して考えてみましょう。
1. 家族の中でのすれ違い:親子関係の場合
<状況>
50代の女性・Aさんは、成人した息子が仕事を辞め、次の仕事を探さないことに悩んでいます。
「どうしてもっと責任を持たないの?」と責めてしまい、言い争いになることが増えています。
切り分け方
息子がどのような仕事を選び、どんな生き方をするかは「息子の課題」です。
母親としてアドバイスはできますが、彼の人生を完全にコントロールすることはできません。
Aさんが取り組むべきは、自分の感情を整理し、息子との関係を良好に保つことです。
具体的には以下のようなアプローチが考えられます:
Aさんは息子との言い争いが減り、自分の感情をコントロールできるようになりました。
息子もまた、母親の冷静な態度に感謝し、自分のペースで次の一歩を考えるようになりました。
2. 職場での不満:上司との関係
<状況>
Bさんは職場で上司からの評価が低いことに悩んでいます。
「あの上司は私の努力を全く認めてくれない」と感じ、仕事へのモチベーションが下がっています。
上司がどのような基準で評価をしているのか、またその考え方を変えることは「上司の課題」です。
Bさんには直接コントロールする術がありません。
Bさんが取り組むべきは、上司の評価に関わらず、自分の仕事をどう進めるかです。
結果
Bさんは自分の課題に集中することで仕事へのモチベーションを取り戻しました。
また、積極的なアプローチにより、上司の評価も次第に変化していきました。
3. 友人関係のトラブル
<状況>
Cさんは親しい友人が約束を守らないことにイライラしています。
「何度も遅刻するし、予定を突然キャンセルされて振り回される」と感じています。
切り分け方
友人が時間を守るかどうか、約束をどれだけ重要視するかは「友人の課題」です。
Cさんがその行動を直接変えることはできません。
自分がその友人とどう付き合うか、また自分の感情をどうコントロールするかが「自分の課題」です。
結果
Cさんは「友人の行動は変えられない」と受け入れることで心が軽くなり、自分が心地よい距離感を見つけました。
結果として友人との関係も円滑になりました。
まとめ
「課題の切り分け」を実践することで、自分でコントロールできる部分に集中し、不要なストレスから解放されることができます。
今回の具体例が皆さんの日常にも役立つヒントとなれば幸いです。
次回は、「課題の切り分け」を実践する中で気をつけるべきポイントや、さらに効果的なアプローチについてお話ししたいと思います。HUPYELL
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