当サロンでは、ご来店頂いたお客さまに単に健康情報をお伝えするだけではなく、豊かな人生を送る為に大切なエッセンスを惜しみなくお伝えしています。
3次元情報だけでなく、5次元またはそれ以上の次元からの旬の情報も!(笑)、それぞれの方に必要なものを随時織り交ぜてお伝えします。
親子の間に対立はつきものですね。
親と子の対立はないほうがおかしい
当たり前ですが、親と子は別々の人間です。
2人の別の人間が、いつも同じように考えたり感じたりする事は、まずありませんので、人が2人いれば、対立は“あるのが当たり前”です。
親と子の間に対立をなくそうとするよりも、当然出てくる対立をいかに解決するかが大事です。
対立は真実の瞬間
対立は悪いものではありません。
多くの方が、対立は避けるべきだと考え、「意見が違ったことなんかないんですよ」と、それが良い関係の証のように言うのを耳にすることがあります。
「前は何でも私のことを言うよく聞いたのに、この頃は何でも反抗するんだから…」と嘆く親の声もよく聞きます。
でも、家庭の中での対立はあるのが当たり前ですから、それをオープンに口に出して認めていけば、子どもにとって非常に良い影響が出てきます。
家庭の中で対立を経験し、それに対処する方法を子どもは身につけていくことができます。
『親業』を描いたゴードン博士は、「対立は、人間関係の真実の瞬間だ」と言っています。
対立をいかに処するかで、親子の関係は強くも弱くもなります。
親子が互いにしっかりとした絆で結ばれるか、あるいは、心理的な傷を後まで残すような関係へ一歩進むことになるか、そのいずれの可能性も含んでいます。
「対立が何度起こるかではなく、いかに解決されるかこそが、あらゆる人間関係で一番の決定的要因である」(ゴードン)のです。
親の4つの型
人間が2人いれば当然起こりうる対立は、親子の場合でも同じです。
避けられない親子の対立をいかに解決していくかで、親業ぶりを4つに分けられます。
(1) 勝者型 親がいいと思う形で対立を解決。親が勝ち、子どもが負ける。
(2) 敗者型 子どもの欲求不満や対立の起こるのを避けて、子どもに勝ちを譲る。
(3) 動揺型 勝者型と敗者型の間を、時と場合に応じて揺れ動く。
(4) 勝負なし型 (1)(2)(3)ともに、勝負がついて、必ず片方が勝つか負けるかするが、勝負なしでは、話し合いでお互いに良い解決策を探そうとする。誰も負けるものが出ない負けなし法。
次回は具体的な例を挙げながら、4つの型がどの様にお互いの関係に作用するのかを考えていきます。
今日も『親子手帳』から、「わたしメッセージ」を学んだお母さんの感想文をご紹介します。
私は風邪をひいて、喉がひどく腫れ上がり、水も飲めないほど痛み、頭痛がしていました。
夕食後、7時半、テレビは消してあり、子ども3人(11歳、8歳、3歳)は私の周りに寝そべって、ゆっくりと話をしている。
どうしても食事の片付けをすることができない。するのが嫌。早く寝たい。
私は子どもに、初めて「わたしメッセージ」を送ってみました。
母 「もう7時半ね。お母さん早く休みたいの。でもこの片付けがあるんだけど、これを2人で片付けて、洗って、拭いて、下のところにちゃんと置いて欲しいの。そうするとお母さんはイライラしないで済むし、この頭痛も少しは楽になると思うの。静かに休みたいの。してくれると嬉しいな」
子「うん。さあやろう!」
と元気よく立ち上がり、仕事を始める。すごく機嫌が良く、ウキウキしている。
魔法使いがやってきて、私の家の中に魔法がかけられたのだ!と思いました。
子どもは、その返事をする時、私の顔をじっと見て、その視線は黒々として、素直な心そのままでした。しかもそれはだいぶ続き、次の朝まで嬉しさが残っていました。
私自身も「わたしメッセージ」を学んでから、子どもがこれをしてくれるととても嬉しかったり、助かったりすること、又は、子どもの行動で親は困ったり悲しかったりすること、を具体的に伝えることで、親の気持ちを理解して自ら行動してくれることを何度も体験しました。
子どもが言うことを聞かずにイライラしたり、叱る機会も劇的に減って、本当に魔法のことばみたいだと感動したことを覚えています。
(次回は夫婦で実践した例をご紹介します)
前回は、親業でいう「あなたメッセージ」で言う小言を取り上げました。
• 「(あなた)勉強しなさい」
• 「(あなた)早く寝なさい」
この様な言葉は、相手である子どもの行動を制限したり規制したりして、
子どもの自尊心を傷つけてしまい、効き目がありません。
「わたしメッセージ」はみんなを救います
「あなたメッセージ」VS 「わたしメッセージ」
「あなたメッセージ」は、「(あなた)勉強しなさい」と、相手のことを言うのに対して、
「わたしメッセージ」は、「(わたし)がこう考える」と、親の言いたいことを子どもに伝えようとするものです。
子どもの自尊心を傷つけず、親子の関係も損なわず、子どもが『親の意に添おうかな』と心を動かされやすいものです。
親が子どもを責めずに「わたしを表現する」ので、子どもからの反発が少なくなります。
親が新聞を読みたい時に、子どもが「遊ぼう!」と新聞の上に乗っかって邪魔をしてきたら〜
「あなたメッセージ」は
子 「遊ぼう!」
親 「うるさい!」
ここで言う「うるさい」は、「(あなた)うるさい」
主語はあなた=子どもです。
「わたしメッセージ」では
子 「遊ぼう!」
親 「お父さん今は新聞読みたいんだよ。」
どちらが親の気持ちをよく伝えているでしょうか。
あなたメッセージの「うるさい!」では、親の状態 (新聞が読みたいこと)は子どもには分かりませんが、
私メッセージだと「私は新聞を読みたい」が子どもに分かるのです。
「わたしメッセージ」の効果的な3つのポイント
「わたしメッセージ」の基本は、3つの部分からできています。
<事例その2>
食事を食べ残した6歳の女の子に、お母さんが「わたしメッセージ」でこの様に伝えてみました。
「食事を残すと(行動)、残したのをお母さんが食べなければならなくて、満腹だし太っちゃうじゃない(影響)、それに美味しくなかったのかな、具合でも悪いのかな、と心配するし、がっかりしちゃうのよ(感情)」
こう言うと、6歳の娘さんから、こんな返事が返ってきました。
「お母さん、私はね、一生懸命食べようっていつも思ってるの。でもね、どうしても食べられないの。
だけど、お姉ちゃん(小5)くらい大きくなったら、いっぱい食べるからね。
お母さん、そんなに太ってないよ。
そしてね、学校の給食もおいしいけど、お母さんの料理はもっとおいしいんだからね。本当だよ。」
親の気持ちを伝えたら、子どもの気持ちがちゃんと返ってきます。
本音で語れる関係は、こんなメッセージを送るところから始まります。
親子の絆がしっかりと築かれていくでしょう。
あなたメッセージだったらどうでしょう。
親「ちゃんと食べないと大きくなれないわよ!」
子「大きくなれなくていいもん。もう食べない!」
もしかしたら、こんなやりとりになるかもしれませんね。親の気持ちは伝わりません。
(次回も「わたしメッセージ」の例を取り上げます)
子どもに小言を言いたいときはたくさんありますね。
親の言うことを聞かない。
勉強しないで遊んでばかりいる。
朝起きられない。
朝食抜きで学校に行く。
洗面所を長時間占領する。
食べ物に好き嫌いがある。
意思が弱い。
言葉遣いが乱暴。
挨拶ができない。
後片付けをしない。
叱られても平気。
スマホやゲームばかりしている。
どうして、親の気持ちがわからないの〜!!と、イライラしたり悲しかったりもすると思います。
小言は嫌われる
そこで、色々と小言を言ったりすることになるのですが、
子どもが父母をイヤと思う時の上位に上がってくるのは、
あなたの小言は効き目がない
小言の量が多い、くどくどと叱ることが子どもに嫌がられていますが、
以下の様な小言は効き目が薄いです。
こういう言い方には、1つの共通点があります。
それは、すべて、“あなた”について話していると言うことです。
これを、親業では「あなたメッセージ」と呼んでいますが、
こういう言葉は、相手である子どもの行動を制限したり規制したりして、子供の自尊心を傷つけてしまい、ます。
子どもの行動を変える3つの条件
子どもにも自尊心があるので、『1人の人間として扱ってほしい』と思っています。
子どもは自分の一部であり支配できると思うからですが、親と子の関係が損なわれてしまうことがあります。
コミニュケーションにおいて、相手の行動を変えるには、3つの条件が必要です。
(1)子供の行動を変える上で効果的である
(2)子供の自尊心を傷つけない
(3)親と子の関係を損なわない
「何々しなさい」と言う命令形では、
(1)の条件は満たされますが、(2) (3)の条件は満足できにくいでしょう。
かといって、(2)と(3)にばかり重点を置くと、(1)が弱くなります。
この(1) (2) (3)の条件を全て満たしているのが、親業訓練で「わたしメッセージ」と呼ばれている言い方です
(次回はとても効き目のある小言、わたしメッセージについてです)
『親業訓練』から学ぶ子育てやコミュニケーションのヒント、8日目は中学生の例です。
能動的な聞き方は、小さい子どもだけに効くのではありません。
中学生、高校生、大学生、そして大人も、話すことでスッキリ!
お母さんと中学1年生の息子さんの会話
子「お母さん、僕クラブのことなんだけど、柔道部に入りたいんだけど、ダメかな」
母「あら、テニス部はもうイヤになってしまったのね」
子「そうなんだよ。柔道部は強くなると段がもらえるしさ、男らしくていいと思うんだ」
母「そう、テニス部はもう本当にやめたいと思っているのね」
子「やめたい気分だよ。一年生は球拾いばっかりなんだ。まだ一度も打ったことないんだよ」
母「球拾いばかりでもうイヤになってしまったのね」
子「そうなんだよ。球拾いはもう、うんざりなんだ。それに上級生がものすごく威張ってるんだ」
母「球拾いの上に上級生に威張られては、あなたもイヤになってしまうわね。」
子「そうだろう。しかも女子の上級生の方が威張っていて、時々ラケットで頭をぶつんだよ」
母「女の先輩でもそんなことをするの。新入生も大変ね」
子「でもどの人もそういうわけじゃないんだよ。とてもいい人もいるんだから」
母「そんなにいい人もいるのね」
子「そうさ。だから一年生は先輩がちゃんと練習できる様に、球拾いをして、協力しているのさ」
母「先輩の練習に協力しているわけね」
子「そうだよ。球拾いをする人がいなければ、上級生は困るだろ。みんなそうして上級生になっていくんだよ」
母「そうね。じゃテニス部は嫌じゃないのね」
子「いやなものか。明日から一生懸命球拾いするんだ。時々なら打たせてくれるし、素振りの練習をつけてくれるんだよ」
母「そう。じゃ頑張ってね」
子「柔道のことは、また高校に入る時にでも考えるよ」
母「そうね」
<お母さんの感想>
何となく心の中でモヤモヤした不満が、話をすることによってスッキリとした感じ。
話すことによって自分自身を納得させている様でした。
こんな親と子の対話もあるのです。子どもの悩みの白いボールには、白いボールを返してみて下さい。
親と子のキャッチボールで、お子さんの判断力や自律心が育ち、気持ちがあたたかく変わってくるはずです。
HUPYELL
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