親子の間に対立はつきものですね。
親と子の対立はないほうがおかしい
当たり前ですが、親と子は別々の人間です。
2人の別の人間が、いつも同じように考えたり感じたりする事は、まずありませんので、人が2人いれば、対立は“あるのが当たり前”です。
親と子の間に対立をなくそうとするよりも、当然出てくる対立をいかに解決するかが大事です。
対立は真実の瞬間
対立は悪いものではありません。
多くの方が、対立は避けるべきだと考え、「意見が違ったことなんかないんですよ」と、それが良い関係の証のように言うのを耳にすることがあります。
「前は何でも私のことを言うよく聞いたのに、この頃は何でも反抗するんだから…」と嘆く親の声もよく聞きます。
でも、家庭の中での対立はあるのが当たり前ですから、それをオープンに口に出して認めていけば、子どもにとって非常に良い影響が出てきます。
家庭の中で対立を経験し、それに対処する方法を子どもは身につけていくことができます。
『親業』を描いたゴードン博士は、「対立は、人間関係の真実の瞬間だ」と言っています。
対立をいかに処するかで、親子の関係は強くも弱くもなります。
親子が互いにしっかりとした絆で結ばれるか、あるいは、心理的な傷を後まで残すような関係へ一歩進むことになるか、そのいずれの可能性も含んでいます。
「対立が何度起こるかではなく、いかに解決されるかこそが、あらゆる人間関係で一番の決定的要因である」(ゴードン)のです。
親の4つの型
人間が2人いれば当然起こりうる対立は、親子の場合でも同じです。
避けられない親子の対立をいかに解決していくかで、親業ぶりを4つに分けられます。
(1) 勝者型 親がいいと思う形で対立を解決。親が勝ち、子どもが負ける。
(2) 敗者型 子どもの欲求不満や対立の起こるのを避けて、子どもに勝ちを譲る。
(3) 動揺型 勝者型と敗者型の間を、時と場合に応じて揺れ動く。
(4) 勝負なし型 (1)(2)(3)ともに、勝負がついて、必ず片方が勝つか負けるかするが、勝負なしでは、話し合いでお互いに良い解決策を探そうとする。誰も負けるものが出ない負けなし法。
次回は具体的な例を挙げながら、4つの型がどの様にお互いの関係に作用するのかを考えていきます。
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