子育ては親離れ子離れを達成する過程
子どもを育てると言う事は、子どもを独り立ちさせていくことですが、それは言い換えれば、「親がなくても生きていかれるように子どもを育てる」ということでしょう。
親を必要としなくなるように、子どもを自分から離していくと同時に、自分も子供から離れていくこと。つまり、親離れ、子離れの過程が子育てであり、互いに離れていくことが求められる宿命です。
こう言葉で書くと、何だか寂しい気がしますが〜(苦笑)
当たり前のことですが、子どもと親とは別の人間です。
親自身の人生は子供の「出来上がり具合」によって評価されるものではありません。
親自身が日々を楽しく過ごし、自身の人生を充実させていくことが大切でしょう。
子どもを自分の幸福の尺度にせず、親子それぞれが人生を楽しく過ごす良き仲間となることを目指したいものです。
子どもは親のお飾りではない
『親業』(サイマル出版会)の著者ゴードン博士は次のように言っています。
「良い子を作る〜〜学校でよく勉強し、社会的に成功し、運動能力もあり、親の言う事はよく聞いて、仲間の間ではリーダーシップを発揮してーーということは、多くの親にとって、1つのステータス・シンボルになってきた。
自分の子どもに誇りを持つ「必要」がある。子どもの行動を通して、他人の目に、自分たちが良い親だと見える必要がある。多くの親は、ある意味で、自分の価値と自信と自尊心をもたらすように、子どもを“利用”しているのだ。
もし、親自身、自分の価値と自尊心を感じるものが他になければ、それを子どもから得ようようとするのは必定で、そのために子供が一定の行動することが必要になり、そうするようにひどく心配するようになる〜〜」
親の期待を一身に受けた子どもは、子どもなりに期待に沿うべく努力します。
ところが、ある時期待に添えない時が来る。期待が重荷になり、しんどくなり、挫折が来ます。
すると子どもには、そうさせた人=親のせいと感じられ、親を責め、家庭内の大きな混乱に発展することもあります。
親の期待を押し付けることなく、子どもの個性や才能を見つけ伸ばすために、親はどうしたら良いでしょうか。
次回は、『人生の所有権』ということを考えながら、子どもの悩み解決の手助けの方法をご紹介します。
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