子育てを『親業』の視点から考えるその4です。
人生や悩みを所有しているのは子どもですが、その悩みが子どもを押しつぶしそうな時、どうしたら良いのでしょう。
いじめっ子・いじめられっ子の問題や、自殺など痛ましい出来事などもあります。
子どもが悩んでいる時、親にできる事は何でしょう。
親は子供のためを思って一緒に考えようとしますが、子どもはそれを必ずしも喜んではいないこともありますし、子どもの判断を邪魔している場合もあります。
例えば、「学校なんか嫌い。行きたくない。」と、子どもが悩みを口にした時、あなたはどの様に答えるでしょうか。
親業では、親の対応の「お決まりの12の型」を紹介して、子どもの悩みの所有権をおかしたり、考える力を奪うパターンを望ましくないと考えています。
<お決まりの12の型>
(1)命令 子どもに何かするように、またはしないように言う。命令する。
「文句ばかり言わないで、行きなさい。」
(2)脅迫 あのことをすれば、どんな結果になるかを言う。
「行かないと、お父さんに言いつけるよ。」「行ったほうが、あなたのためよ。」
(3)説教 何をすべきか、すべきでないかを言う。
「学校には行くべきよ。」
(4)提案 どうしたら悩みを解決できるか、助言忠告、提案する。
「担任の先生に相談してみたらいいのに。」
(5)講義、理詰めで迫る
「学校嫌だと思うから嫌になるんだよ。嫌だと思わなければ良い。嫌なことがないように、しっかり勉強して、友達と仲良くすれば大丈夫だよ。」
(6)非難 子どもに対し、否定的な評価をする。
「ちょっと嫌なことがあると、すぐ弱音を吐いて、ダメね。」
(7)同意 肯定的な評価をしたり、賛成する。
「じゃぁ、行かなくていいじゃないか。」
(8)辱める
(9)解釈 子どもの動機は何かを、親の方が解釈したり、原因を分析したりする。
「学校の成績が良くないから、そんなふうに考えるんじゃないのか。」
(10)同情 子どもの気持ちを良くしようとする。今の気持ちから抜け出させようとする。
「明日はいいことがあるかもしれないよ。でも確かに、学校は退屈で嫌な時もあるよ。わかるな。」
(11)尋問 原因、動機、理由を見つけようとする。親の方で、子供の悩みを解決するのに役立つ情報を子供から聞こうとする。
「いつからそんな風に感じ始めたの?いじめっ子でもいるの?先生とはうまくいっているの?どうして?」
(12)ごまかす 悩みから子供をそらそうとする。親自身が問題から逃げ、子供の注意を外にそらす。冗談に紛らわせる。
「その話は今はやめようよ。」「まぁいいじゃないか。明日の朝になったら、また気持ちも違っているだろう。」
ついつい言ってしまいそうな言葉が多いと思います。でも、これらは子どもの自立を阻んだり、親への信頼が持てなくなる接し方になることがあります。
親の口は災いの元
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